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院長ブログ
世田谷の沢
世田谷には、⚪︎⚪︎沢と言う地名が多い。
遠い昔から、武蔵野台地の南を流れる多摩川に流れ込む小川が多く、それらの川が、年月をかけて台地を削って、現在の沢を作り出したのであろう。
上北沢、北沢、代沢、野沢、駒沢、深沢、奥沢が今も残っている地名である。
それらの沢は、またいくつかの小川が集まってできている。
それぞれに名前のついた川は、現在では、多くが暗渠になり、⚪︎⚪︎遊歩道として小さな子ども連れでも安全な散歩道になっている。
例えば、烏山緑道、北沢緑道。などなどである。今の季節でいえば、紫陽花、ウツギ、ムクゲ、タチアオイなどが歩きながらの目を楽しませてくれる。
多摩川まで足を延ばせば、広い河原と、滔々と流れる川が目の前に広がる。
岸辺には、ところどころに水がえぐった小さな崖がある。運がよければ、小さな穴から、
川辺の宝石と呼ばれる、緑色と青い羽根のカワセミの飛び立つ姿を見ることができるかもしれない。